こんにちは。ソプラノの東城里奈です。

先日の演奏会を終えて数日過ぎて、ようやく気持ちが落ち着いてきました。

ふと今日のタイトルのことについて思うことがあったので書きたいと思います。

そう、緊張についてです。

「緊張」とは、音楽かにとって、いや人前でパフォーマンスをする(面接やプレゼンも含む)人にとって、最大の敵なのではないでしょうか。



私は、ありがたいことに「緊張しているように見えない」と言われます。
実際はひどいものです。体は震えるし、何故かリンパ腺が痛くなってよりにもよって本番前に喉が毎回激痛です…。
(喉の痛みについては、実は悩んでます…)


ちょうど先日のヤマハ郡山店さんのコンサートサロンは、大学二年生のときにも一度歌わせていただいています。


↓↓↓以下、当時の自分の文↓↓↓
ヤマハニューイヤーコンサート(郡山) 

「あけましておめでとう」を言う暇もなく、 
本番です(笑) 
再び、地元郡山で歌う機会をいただきました。 
まだ、出演が決まっただけで詳細はわかりません。 

たぶん、挑戦して伯爵夫人のアリア二曲やります。(『フィガロの結婚』より) 

間に合うかどうか、ちょっと分かりません。 
でも、とにかく挑戦してみたいので、頑張ります!! 

↑↑↑以上↑↑↑

間に合うかわからないとか告知で言うなよ💥
若いですね💧


結果どうなったかって?
全席80席のコンサートサロン、お客様は間近にいるし、防音なので響くようには作られておりません。

もう緊張も緊張、最悪の出来でした。途中で痰が絡むし、声は震えるし、力んで歌いきれないし。

本番後すごく落ち込んだのを覚えています。
もしかしたら、場所のせいにしたかもしれません。 100%自分の実力なのに。


大学四年間は、緊張にいつも勝とうとして、結局毎回負けていました。
終わったあとに「緊張のせいでうまく歌えない」と思い、本番前に「また緊張してきた…どうしよう、またうまく歌えないかも……」と思うようになっていて、負の連鎖でした。



ですが、明確にいつから、というのは覚えていないのですが、今は本番前の緊張との向き合い方が変わりました。



本番前に緊張し始めたら、「あぁ、私緊張してるなぁ」と思う



変わったことといえば、これだけです。
緊張しないようにする、というよりは緊張している自分を受け入れるようにしました。

緊張しているときの心臓の音とか良く聴いてます。「鼓動が早いなぁ…私生きてるわぁ…」なんて思いながら(笑)意外と自分の心音に耳を澄ますと集中できるのでおすすめです。

緊張していることを異常だと思うから、おかしくなるのです。緊張していることを自然なことだと思って受け入れると、共存できるようになります。

いやぁ、緊張に苦しんでる人は騙されたと思って一度やってみてほしい。
私は緊張と共存できるようになってから、パフォーマンスが上がって楽になったので…。

しかし、だからといって体に表れる諸症状が治ったわけではないのです。頭にも書きましたが、本番前毎回のどが激痛になります(´;ω;`)使わないんだからどうせ痛くなるなら指とかにしてほしい……。
マッサージとか教えてもらって実践してますがあまり効果がない気がします…。(いい方法あったら教えてくださいm(__)mm(__)m)



先日のヤマハ郡山店さんのサロン公演では、やっぱり緊張はしておりましたが、ボロボロに崩れるほどの演奏ではなかったので、リベンジ達成と思って良いでしょう( ̄ー ̄)❇️


とは言っても、小さくて響かない会場はやっぱり今だに苦手。もっと想定して練習するべきでした。まだまだ精進しがいがありますね✊

本番の実力が本当の実力です。悲しいかな( ;∀;)


逆に緊張をうまく使って歌えるようになれたら、また一段階上に行ける気がするんですが……
私はいつも練習通りかちょい悪い、くらいです。悪くないが、良くもない。そんな感じ。

もっともっと、演奏の機会を増やしていつか最高のパフォーマンスをするんだ……‼️

と書きながら思いました☺️


今月はメシアンとヴォルフ…🎵🎵
その話はまた今度!👋